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ショーソン 交響曲 アンセルメ/スイス・ロマンドPO

フランクの交響曲と並んでフランス人作曲家の交響曲の中では最も好き曲です。随分昔のことになりますが、かのジャン・フルネが都響を振った演奏会を聴いてからとても好きになりました。この曲の名盤と言えば真っ先に思い起こされるのがミンシュがボストン響を振ったRCA盤がありますが、今回ご紹介するのはアンセルメ指揮スイス・ロマンド管のDECCA盤(SXL6310)です。

このLP盤、ある中古レコード店で手に入れたのですが、たぶん最近の再発盤ですね。ですのでコレクター的にはあまり価値の無い盤かも知れません。私はいわゆる初期盤コレクターではありませんので、あまりここらへんのこだわりは有りません。初期盤ってむやみやたらと高額になっているじゃないですか? そんなのを追いかけるだけの財力も気力も有りませんので、出来るだけ初期盤に近くて状態の良いものを集めようと思っています。

ともあれこの盤、演奏は素晴らしく良いです。ミンシュ盤と比較すると演奏の熱気という面において若干落ちるかも知れませんが、決して悪い演奏ではありません。初めてこの曲を聴く方には、すっきりとした響きと演奏からむしろこのアンセルメ盤の方が良いかも知れませんね。

私がこの曲で一番好きなのは第二楽章なんです。幼い頃に聴いたような記憶があって、なんだか懐かしいような切ないような気分にさせられるのです。いつ聴いたかは全く思い出せないですし、本当に聴いたかどうかも判らないのですけどね(笑)

フランスの作曲家ですが、フランクと同じく重厚な雰囲気が全体を覆います。終楽章の最後で第一楽章のテーマが戻ってくるあたりなんかは、ドイツ音楽好きな私などには堪えられないほど魅力的に聴こえます。

ショーソン 交響曲 アンセルメ/スイス・ロマンドPO_f0229581_23161570.jpg

by score1204 | 2010-05-23 23:17 | LP(クラシック)

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