scoreのオーディオ&音楽日誌

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McIntosh C-22 レプリカ

前回、ちらと紹介したMcIntosh C-22レプリカです。ほとんど衝動買いです(苦笑)
いい加減にしないとオーディオ借金で破産しかねないですね(悲)
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結構キレイな個体です。

当然のことながらオリジナルC-22とは若干違うところがあります。正面パネルで言えば、両隅のパンロックボタンがありませんし、中央下のセレクターがオリジナルではテープジャックのセレクターですが、レプリカではスピーカーセレクター(二系統のプリアウトをコントロール出来る)になっています。またオリジナルではトップパネル面にプリアウトレベル等のアクセサリーが付いていますが、レプリカでは省略されています。
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これが背面。
キャノンプラグでのプリアウトが付いてるあたりが結構マニアックですよね(笑)
真空管はオリジナルが12AX7が6本に対し、レプリカが12AX7が4本、12AT7が3本という陣容になっています。プリアウトは全部で3系統あります。オリジナルは1系統ですね。電源ケーブルの右横についているRS232C端子は何の為に付いているのか判りません。

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写真がブレちゃってますが、真空管を押さえている蓋を開けてみました。
壮観ですね(笑)

ネットで回路図を探してみたのですが、探し方が悪いのかどうしても見つかりません。恐らく6、7番の12AT7が出力段だと思うのでこの真空管を差換えてみます。ここで登場するのが真打Telefunken ECC81(<>)マーク付き!です。
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う~んイイッスねえ~~ Telefunlen球は管面印刷のロゴが超カッコイイと思います(笑) 出力段のECC81を交換すると同時にフラットアンプ部の12AX7をMullard ECC83に交換することにしました。

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これがレプリカにデフォルトで付いていた球です。見た感じ現在のGoldenDragonの12AX7に良く似ています。曙光電子製でしょうか? 消えかかってますが管面に“McIntosh”の印刷があるのが見えます。このデフォルト球は中国製ですが、McIntosh社で選別されたもののようですね。以下完全に私見ですが、レプリカが発売されたのが90年代中頃。選別されたものとは言えこの頃の中国製の球よりも現在の中国製の球の方が良いような気がしています。ですからこのレプリカを入手時に最初からNOS球か現在の中国 OR ロシア製の球に交換することを考えていました。まあ、ほとんど気分の問題でしょうけど、こういうところにこだわるのがオーディオマニアってもんです(苦笑)

で、音の方ですが、まずはデフォルト球を使っての感想です。パワーアンプはVP-3000SEです。

かなりスッキリクッキリした音です。SNも悪くありません。パワーアンプ側のボリュームを全開にしますと、若干ジジジジ・・・という残留ノイズが聴こえますがハムは一切聴こえません。ゲインはちょっと高めかな、と思います(カタログスペックは20dbですが、感覚的にはもう少し高く感じます)。印象としては悪くありません。全帯域に渡って非常に聞き易く、真空管ならではの音の温かさも感じます。このままでも充分に素晴らしいプリアンプと言えます。敢えて難点(殆んど言い掛りに近いですが)を上げるとすれば、あまりに全体にフラット過ぎて個性に乏しいように思います。紛いなしにもMcIntoshなのですから、音にもう少しガッツと色気が欲しいです。

次にTelefunken ECC81とMullard ECC83に差換えたバージョンを聴きます。
基本的な音調は変わりませんが、明らかに中低域が張り出してくる感じです。オケものを聴いた時のグランカッサのファンダメンダルな響きや弦バスのゴリゴリ感が出て、私的には凄く好ましい変化です。また高域についても、弦楽器などがより一層滑らかになりましたし、ますます色っぽくなりました。いいですねえ、こういうの(笑) 球を差換えたことにより、さらにゲインが高くなったような感じを受けます。中低域がグッと出るようになったので、そんな感じを受けるのかも知れませんね。

現代的な音調にリファインされたC-22レプリカはビンテージマニアの間では決して評価は高くありません。ネット等で調べてみてもオリジナルを絶賛する論調が大勢を占めています。そりゃオリジナルが良いに決まってますよ。レコードだって再発盤よりオリジナル盤の方が圧倒的に音は良いですもん。ですが使い方ひとつ、工夫の仕方ひとつで現代的な音調のアンプにビンテージ色を付けることは可能です。もう少し高く評価されても良いプリアンプではないかな、と思います。ビンテージアンプのように使い方に気を使わないで済むぶん、こちらの方が使い勝手は良いですしね!
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Commented by master at 2011-02-18 10:57 x
はじめまして。音楽バーを営んでいる者です。今、マッキンC22のレプリカに触手を伸ばそうか悩んでおりました。成る程、解説恐れ入ります。ある意味、ジャズ以外でも楽しめるってことでしょうか。又、読ませていただきます。
Commented by score1204 at 2011-02-18 21:52
master様、はじめまして。
拙ブログへお越し頂きありがとうございます。

master様のブログ拝見致しましたが、MC275をお使いなんですね。私はMC240を使っております。
マッキンはジャズ向き、マランツはクラシック向きなんて言われますが、マッキンで聴くクラシックも素晴らしいですよ。私は聴く音楽は99%クラシックですが、マッキンは素晴らしい相棒になってくれています。
かの五味康祐氏もオートグラフをC22とMC275で鳴らし、クラシックを楽しまれていたようですしね。マッキンの守備範囲は結構広いと思います。

どうぞ今後とも宜しくお願いします。
Commented by master at 2011-02-27 00:11 x
こんにちわ。又、ここに書き込みさせていただきます。まだC22レプリカを買うのに悩んでいる私です。その後、C22はいかがですか。
Commented by score1204 at 2011-02-27 11:39
master様、こんにちは。ようこそいらっしゃいませ。
C22、最近も調子が良いですよ。交換したAT7のエージングもそろそろ完了する頃のようで、導入当初より音が滑らかになっているような気がします。
オリジナルとは音が違いますが、私は気に入って使っています。
中古市場ではC22レプリカとオリジナルC11が大体同じ価格帯で売られていますから、少し古めの音を目指すならC11という選択もありだと思いますよ。
お持ちのMC275にはどちらも合うと思います。
だけどフロントパネルに見た目は絶対C22の方がカッコ良いですよね(笑)
私も見た目だけを取るならC22です。
Commented by たけし at 2012-03-06 02:17 x
こんばんは。初めまして。突然、失礼します。C22はオリジナル、レプリカ両方持ってますが、買うならレプリカがお勧めですね。オリジナルは価格が高いし当り外れが有ります。それに例の気泡が何時出現するか分かりません。レプリカも球の交換でいい線まで行きますよ。C22のレプリカと言うより新型の一つのアンプととらえたらコストパフォーマンスの良い製品だと思います。
Commented by score1204 at 2012-03-06 17:02
たけしさま、はじめまして。拙ブログへようこそ!
オリジナルとレプリカをお持ちなんですね。凄いなあ~
私なんぞはオリジナルは高すぎて手も足も出ません。
レプリカも球交換で結構良くなりますよね? 出力段をTFKに換えて随分と中域の厚みが出るようになったと思います。最近はエージングも進んで、こってりしたマッキンらしい音になってくれていると思っています。
今後ともお時間のある時にでもお立ち寄り下さい。
宜しくお願い申し上げます。
Commented by たけし at 2012-03-06 20:11 x
C22ですが、ヤフオクで見つけました。画像がピンボケでジャンク出品でした。15万円で即決落札しましたが、、、届いたC22はレプリカかと思うほどの美品でオールテレフンケン、ダイヤマーク付きでした。気泡も無し。ただ、ピンジャック端子が接触不良しているだけでした。C22Rより安く買えました。非常に幸運だったと思います。
Commented by score1204 at 2012-03-06 21:58
たけしさま、こんばんは。書き込みありがとうございます。
えっ、C22がヤフオクで15万円ですか!
それは超お買い得でしたね。羨ましい。コンデンサー等もオリジナルのまま生きてるとすれば、世界遺産クラスですよ。
私が使用しているC11もオールTFKでした。フォノ部の真空管がヘタリはじめているので、そろそろ交換しようかな、なんて思っています。
ちなみに私のC11もオリジナルコンデンサが生きておりますが、ややハムを引きますので容量抜けが始まっているのかも知れません。
Commented by たけし at 2012-03-08 00:54 x
こんばんは。C22ですが、使わずに長年戸棚にしまってあったそうです。部品交換の形跡は無く完全な初期状態です。電源コンデンサーの近くにSR120-112と書いた緑色の部品が付いています。いろんなC22の画像を見ても付いてませんが、この点が最も他のC22と異なります。SPはJBLですが、事情があって配線が外してあります。C22+MC240+10センチのサラウンド用SPというありさまで、オリジナル、レプリカの違い云々どころではありません。今夜はこのへんで、またおじゃまさせて下さい。
Commented by score1204 at 2012-03-08 22:47
たけしさま、こんばんは。いつもありがとうございます。
完全初期状態のC22ですか。う~ん、思いっきりレアものですね。素晴らしい&羨ましい(笑)
拙宅でもC11+MC240でオートグラフを鳴らしておりますが、マッキンらしい濃い(バタ臭い?笑)音が楽しめます。
またお立ち寄り下さいませ。
Commented by たけし at 2012-03-13 20:35 x
オートグラフは凄いですね。よくもあんな複雑な構造の物を作ったものです。オリジナルなら、それこそ世界遺産ですね。C11は今までその存在を知りませんでした。ヤフーで検索して初めて見ました。なかなか渋いデザインです。マッキンもいろんなアンプを作ったものです。ところでC22ですが、修理して転売するつもりで落札しましたが、見れば見るほど惚れ惚れします。売ってしまったら二度と手に入らないような気がして売るのを止めました。インテリアとして飾っておきます。今夜はこのへんで失礼します。
Commented by score1204 at 2012-03-14 12:58
たけしさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
オリジナル・オートグラフは鳴りが深いですね。キット屋店主大橋さんが所有されているオリジナルを聴かせて頂いたことがありますが、やはり本物が持つ説得力と云いますか、拙宅のレプリカとは一味も二味も違う音でした。
マッキンの球プリと言えばC22が圧倒的に有名ですが、個人的にはC11の方が好きかな?なんて思っています。回路的にはC11とC22はそんなに変わらないそうですね。デザインは圧倒的にC22の方が洗練されていますのでインテリアとしても秀逸ではないでしょうか?
是非お手元にお置き下さいませ。
Commented at 2012-03-14 17:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by たけし at 2012-03-14 17:44 x
C22オリジナル+MC240で松田聖子を聞いているのは、たぶん私だけでしょう。次はマランツ7+8B、MC275オリジナルを狙います。
Commented by score1204 at 2012-03-15 19:49
鍵コメント様、書き込みありがとうございます。
是非、長年培って来た技術的なエピソードなど教えて下さいませ。
実は私も長年P社のA級プリメインを使って来ました。ところが10年ほど前、真空管の音に触れてからは全ての増幅系を真空管機器にリプレースしてしまったのです。ですから仰っておられること良く判ります。
今後とも宜しくお願い致します。
Commented by score1204 at 2012-03-15 19:52
たけしさま、こんばんは。いつもありがとうございます。
C22+MC240で松田聖子ですか!
良いじゃないですか。きっと声が生々しく聞こえるのではないかと。
マランツ8Bオリジナルは程度の良い個体が比較的廉価に手に入りますが、7とMC275オリジナルは凄い値段がしていますよね。
入手されましたら是非感想など御聞かせ下さいませ。
今後とも宜しくお願い致します。
Commented by たけし at 2012-03-15 20:55 x
最近のオーディオですが、、、150万円のCDプレーヤー、150万円のコントロールアンプ、200万円のパワーアンプに1本100万円のJBLから出る音は、、、確かに歪は少ないけど同じ曲をもう一度聴きたいとは思いませんでした。正直な気持ちです。たまらなく欲しいとも、羨ましいとも思いません。個性が有りません。

以前、フェラーリ328GTSに乗ってましたが、正直なところ、性能はスカイラインGTRの足元にも及びませんでした。しかし、乗る度に心が躍る感動がフェラーリにはありました。
オーディオも同じではないでしょうか?物凄い高価格にハイスペックを並べても心は躍りません。6BM8シングルでも十分に心に響く音が出せると思います。
Commented by score1204 at 2012-03-16 22:19
たけしさま、こんばんは。いつもありがとうございます。
確かに仰る通りだと思います。
4年ほど前になりますが、SACDプレーヤーを探している際に、たまたま店頭でハイエンドの組み合わせで鳴っているのを聴いたのですが、聴いていて全然楽しくないのですよね。
まず、音に熱気が無い。極限まで磨き上げられた、ツヤツヤの光沢のある音なんですが、どこかしら冷たく、人間がPLAYしている感じが全くしなかったのです。私も良く知って愛聴しているベートヴェンの田園がこんなに冷たく鳴るんだ、と愕然としました。
その経験から完全に私はハイエンドオーディオにソッポを向けました。まあ、お金が無いってのもありますが・・・(笑)
あの冷たい、まるで熱を感じさせない演奏は生でも聴けません。演奏会場の雰囲気を楽しみたくて真空管アンプに行き着いた私には絶対に相容れない音でしたね。
Commented by たけし at 2012-03-21 21:14 x
今も現役でサービスマンをしている先輩が研修のついでに某社の開発部も見学したそうです。開発中のアンプの説明は回路図ではなく、見た事もないような幾何学模様のような高等数学の数式だったそうです。再生音は物凄く歪が少なく、物凄く音量を上げても全く音崩れせず、そして物凄くつまらない音だったそうです。理学博士を雇うのもけっこうですが、開発者たる者、たまには生の音楽を聴いてみろと言いたかったそうです。
フルオーケストラに広い会場、そこに聴衆は自分一人、、、考えただけでもぞっとします。
Commented by score1204 at 2012-03-24 23:23
たけしさん、こんばんは。RES遅くなって申し訳ございません。
歪みがない音ってなんでしょうね?
浅学非才に身にて良く判らないのですが、生の音も結構歪んでいるものなんですよね。
生の音楽を聴いてみろ、というのは全く同感です。
オーディオにのめりこむ前の私は生演奏を聴くのが主だったのですが、石を使ったアンプの音の余所余所しさに嫌気が差し、球アンプとオートグラフへ行き着きました。石のアンプの全てがダメと言うつもりは毛頭ありませんが、高額になればなるほどこの傾向は強くなるように感じました。
Commented by たけし at 2012-05-06 00:09 x
ご無沙汰しておりました。しばらく入院していました。生保の入院給付額を見てビックリ。また、何か買ってしまいそうです。
Commented by score1204 at 2012-05-06 13:21
たけしさま、こんにちは。いつもありがとうございます。
ご退院おめでとうございます。どうぞご自愛下さいね。
こういう時に臨時収入って嬉しいですよね。私も時々、よからぬことを考えてしまいます(笑)
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
Commented by リンリン at 2012-05-09 16:24 x
初めまして、偶然にもここに来まして、私も去年の暮れ頃にC22Rをヤフオクにて入手いたしまして内部の清掃及び各SWの接点洗浄して尚且つ、真空管を全てTFK<>マーク付きに交換して自作のKT88PPアンプとMC252に交互に接続してJAZZやクラシックを楽しんでいます。全てTFKに交換した時の音は素晴らしいです。又、C22Rにはバランス接続が可能ですのでMC252とはバランス接続で聞いています。ノイズがグンと下がってSNもよく相性もいいようです。
Commented by score1204 at 2012-05-09 23:08
リンリンさま、はじめまして。拙ブログへお越し頂きありがとうございます。
真空管を全てTFKに換えられたんですね!羨ましい(笑)
仰せの通り、真空管を換えることでC22Rは随分良くなると思います。記事中にあるように12AT7をTFKに変えただけでかなり良くなったように思います。
バランス接続は使っていませんでした。なるほどSNが良くなりますか。今度試してみたいと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
Commented at 2012-09-13 23:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by score1204 at 2012-09-16 04:26
鍵コメント様、こんばんは。
それは大変ですね。私もそちら関連の仕事をしておりますので、ご苦労の一端は理解出来ます。私どものお客様でも、大変な思いをされておられる方が沢山いらっしゃいます。決してご無理だけはなされませんよう、上手くバランスを取りながらお過ごし下さいませ。
また、いつでもお時間のある時にご来訪下さいませ。
お待ちしております。
Commented by akise at 2014-11-13 17:12 x
初めまして、サーチで此方に行き着きました。
随分古いお話でしたが、「McIntosh の各製品資料」です(解決済み?)

http://akdatabase.org/AKview/index.php?cat=3
http://www.vintageshifi.com/repertoire-pdf/McIntosh.php
Commented by score1204 at 2014-11-13 21:16
akiseさま、はじめまして。
これは素晴らしい資料ですね。ご教示頂きありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Commented by akse at 2014-11-14 01:07 x
早々の掲載ありがとうございます。
資料、お役に立てれば良いのですが。
当方のチューブ系は
McIntosh C22 + MC75 x2 (共にオリジナル)です。
ソリッド系は C26 + MC2125(ワンオーナー)で、今回オーバーホールに出す予定です。
宜しくお願いしますね。
Commented by score1204 at 2014-11-14 11:26
akiseさま、こんにちは。
私もつい先日C11オリジナルを修理に出したばかりです。
修理完了して戻って来てからはMC240と組み合わせで毎晩マッキントシュサウンドを楽しんでおります。
残念ながら修理完了して戻って来たC11と入れ替わりに本稿のC22レプリカの調子が悪くなり、近々、オーバーホールに出そうかと目論んでおります(苦笑)
by score1204 | 2010-11-03 15:21 | オーディオ | Trackback | Comments(30)

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