WS-825は室内楽に最適・・・??
勿論、メインのオートグラフに飽きたとか云うわけではないですよ。昨夜はオートグラフで5時間ぶっ続けでLPばかり聴いていましたしね(R・シュトラウスとかマーラーと言った大管弦楽)
なんと云えばいいですかね? 仕事がある平日は夜静かに室内楽を聴きたい。特にアナログで弦楽四重奏を聴きたいなあ、と思うことが多いのです。そんな時に現時点で最良と思われるスピーカーがWS-825なんですね。
室内楽を再生するスピーカーは、その時々で求めるものが違いますね。まあ、ほとんど気分の問題なんですけどね(浮気性とも云う 爆)。ただ、室内楽はこじんまりしたホールでの演奏を理想としていますので、余り大きなスピーカーで再生することは考えていません。kit LS3/5Aやランドセル、Tannoy3LZと言ったアンサンブルの微細なニュアンスを伝えてくれるスピーカーでの再生を良しとしています。ですから本来であれば中型の部類に入るWS-825という選択は、私の中では無いのです。
では、何故WS-825で室内楽かと申しますと、一言「響きが美しい」のです。特に中低域のヴィオラやチェロと云った楽器が、ことのほか美しく聞こえます。勿論、ヴァイオリンも良いのですけどね。
特に何かをしたわけではありません。セッティングを変更したとか、高域のレベルを変更したとか、そんなことは一切行っていません。ひょっとすると弦楽四重奏等の録音方法に原因があるかも知れません。
室内楽は楽器の数が少ない分、管弦楽と比べると近接録音が多いような気がします。楽器そのもののソノリティをたっぷり含んだ録音は、ジャズ等の録音に近いものがあるのではないでしょうか? と、このように考えるとジャズなどの再生に最適なWS-825は、室内楽の再生にピッタリなのではないか、と思えるのです。
なあんて手前勝手なご託を並べておりますが、WS-825で聴く時、ワタクシ的にはオケものよりも室内楽の方が楽器の響きが美しく、演奏の迫真性があって良いなあ、感じております。
誤解の無いように申し添えて置きますが、オケものがダメってわけじゃないですよ。現にこの記事を書きながら聴いているのはムラヴィンスキーのチャイ5ですしね(笑)
今日のWS-825。鎮座しているスーパーツィーターは気分によって使ったり使わなかったり。
そして最近のお気に入り。プラハ弦楽四重奏団のシューベルト。
弦楽アンサンブルの妙技がたっぷり味わえる逸品。DENON初期のPCM録音ですが、アナログ盤の方が音は良いです。オススメの演奏です!