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中国渡航記

11月6日から8日まで仕事で中国は上海~蘇州へ行って参りました。
鄧小平の改革開放から20年。経済発展著しいと云われる中国ですが、ニュースや書籍で観たり読んだりしているだけで実態は全然知りません。実際のところどうなっているのか、自分の目で見ることが出来る良い機会でした。

海外渡航は実に17年ぶりです。
1996年に朝比奈隆がシカゴ響を振った際に追っかけでアメリカ本土へ渡ったのが最後です。
当然、パスポートなんかも失効しちゃってますから、再取得から始めなければなりません。
メンドクサイことこの上ないですが、まあ、得難い経験をさせてくれるのですから文句を言ってはいけませんね。
久しぶりの海外渡航で何かやらかすんじゃないかと思いましたが、予想は的中。中国への入国審査の際に入国カードを書き忘れ、慌てて記入して提出する始末。まあ、入国審査官(っていうのかな?)が非常ににこやかに対応してくれたので助かりましたが(^^;)
ワタシのパスポートみて「コイツ、初めてなんだな」と思ってくれたのでしょう。。。

羽田からJALで上海虹橋国際空港へはおよそ2時間45分のフライト。
到着した上海は曇り空と云うか、全天真っ白けでスモッグに覆い隠されているようでした。
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上海から蘇州へはハイヤーを使って移動します。高速道路をひた走ります。
噂には聴いて居ましたが荒っぽい運転です。
車線なんてあって無きが如し。完全に車線を跨いで走ってますし、隙間があらば鼻面を捻じ込むように無理な車線変更をして、前へ前へと進みます。これには正直ドン引きしました(^^;)
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蘇州へ到着し、続けざまに商談を3つこなした後は大宴会。
中国語、日本語、英語が飛び交う国際色豊かな宴会が終わって、お偉いさん方は二次会へ行き、ワタシはホテルに帰って爆睡致しました。
それにしても中国人ってほんまにパワフルやなあ。。。アルコール度数が50度もあるパイチュウ(だっけ?)をガンガン飲んでるのに顔色ひとつ変わらないんだもん。お酒が全く飲めないワタシはオレンジジュースで乾杯に付き合いました(^^;)

2日目は蘇州の中心街で商談。このような先進的なデザインのインテリジェントビルがバンバン建設されています。
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湖のほとりにあるレストランで昼食。
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昼食に食べた上海蟹。美味かった~~ この蟹食うためなら何度でも中国に来ても良いっす(爆)
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とっても美味しかったです! ごちそうさま!!

この後、商談を2つこなし、夕方、上海へ移動します。
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途中、大渋滞に巻き込まれ、上海に着いたのは午後7時を回ったころ。
その後、再び現地法人でお付き合いのある方々と宴会をこなし、ホテルに入ったのは夜半過ぎでした(^^;)
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3日目も朝から商談を2つこなし、お偉いさん方を残してワタシは昼過ぎの便で帰路に着きました。

空港へ向かうクルマの中から撮影した上海市内。例によって空は真っ白け。
この日は重度大気汚染情報が出ていました。
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帰りは上海浦東国際空港からJALに乗ることになります。
今回初めて知ったのですが、上海には2つの空港があるんですね。虹橋空港が日本で云うところの羽田、浦東空港が成田のような役割だそうです。ですが、当然のことながら規模感は全く違います。中国の方が圧倒的にデカイ。将来的には中国のハブとして大きく発展させることを見込んでいるのでしょう。
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帰路は極めて順調。出国審査で引っ掛ることも無く(ちゃんと出国カード書いてたし:笑)無事、帰国出来ました。
中国の国際空港の職員は普通に日本語をしゃべることが出来るんですね。手荷物検査のところで順番待ちをしていたら「ライター持ってないか? 携帯持ってないか? ベルトを外せ」と普通に日本語で云われました。パスポートを手にしていたから日本人だと判ったのだと思うのですが、こういう対応が出来る中国と云う国は正直すごいなあ、と思いました。


今回、初めて中国へ渡って思ったこと。。。
いや、ほんとに良い意味でも悪い意味でもスゴイ。圧倒されます。
日本が50年かけてやって来たことを彼らは20年そこそこでやり遂げようとしています。
IT関係では日本を追い抜いているところもあると思います。
街中の誰しもがスマートホンを普通に使いこなしてますし、都市部ではWi-Fiが繋がらないところも皆無。
高速で移動中もずっとWi-Fiは使えました。
凄い勢いでインフラの整備と拡張が行われているようです。

上海でも蘇州でも街中に活気が溢れ、とにかく前へ前へ進もうとしているように感じます。
ただ、この前進する力が一見秩序だっているように見えるものの、実際のところはアンコントロール状態ではないのか、と云う危惧も感じました。
高速道路も高速鉄道も余り頑丈に作られているような気がしないのです。橋脚なんて結構細いし、橋桁も必要最小限の厚さしかないように思えます。まあ、ただこれは地震国日本の基準に照らしてでの感慨ですので、これで必要な強度は満たしているのかも知れませんが。。。
いずれにしても作ったインフラは維持管理しなければ、いつかは老朽化し、使い物にならなくなります。
彼らも当然そのことは判っていると思うのですが、作り上げることにだけ狂奔して、維持していくことには関心が無いように思えます。
それが証拠に作ったばかりだと云う高速道路で妙に道路が波打っているところがあったり、交差点の信号が機能していないところがあったりするのです。
ここらへんの危うさが中国のアキレス腱にならないことを祈りたいと思います。

とは云え、前に進もうとする力は「圧倒的」です。
いずれ世界の中心になるような、そんな気がします。
商談をした現地の人たちに漲る自信と確信に満ちた言葉に、そのような感慨を抱きました。











by score1204 | 2013-11-09 22:49 | 日々雑感

音楽とオーディオ、その他の日々雑感を気ままに…


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