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scoreのオーディオ&音楽日誌

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728b様のGarrard301

いつも仲良くして頂いている728b様が新たにGarrard301を購入されたとのことでお邪魔して参りました(^o^)

ワタシはGarrard301を2台、401を1台所有しており、かれこれ10年近く使って来ており、メンテナンスの勘所は心得ているつもりです(と云っても簡単なメンテぐらいしか出来ませんが)
Garrardは301、401共に製造されてから40~60年は軽く経過しています。ですが、ちゃんとメンテナンスしてあげれば今でも立派に通用するターンテーブルです。電子的に制御している部分が皆無と云うこともあって、代替部品は今でも問題無く手に入りますし、簡単なメンテでこれからも問題なく使用出来る堅牢さを持っていると思います。勿論、現代的なターンテーブルと比べれば精度に甘いところはありますが、ことレコードで音楽を聴くシステムとしては、これの右に出るものは無いと勝手に思っています(^^;;)

まあ、ワタシが云ってもアバタもエクボみたいなもんですが。。。(爆)

さて、728b様のGarrard301、キャビネット付きでオークションで手に入れられたそうです。
プラッターを回転させながら聴診器を使って各部をチェック。
ほんの僅かにゴロが出ていますが、許容範囲内。ほとんど問題が無いレベルです。

ご存じの通り、Garrard301と401はアイドラードライブ。
ゴム製のアイドラーが劣化するとゴロとなって出て来ます。
728b様の個体はモーターに近い側にほんの僅かに出ている程度ですのでシングルアームで使う分には全く問題ありません。ダブルアームにして奥側(モーターに近い側)にアームをセットする際には多少問題になるかも知れません。

キャビネットにはSME用の取り付け穴が開けられておりましたので、これを利用して728b様がお持ちのSME3010Rを実装します。

裏側から見た様子。とってもキレイな個体です。
728b様のGarrard301_f0229581_23175090.jpg


表側はこんな感じ。Garrard301は市中に流れているものは、殆どが塗り直しされているもの、と聞いたことがあります。この301もそうなのかは不分明ですが、とてもキレイです。
728b様のGarrard301_f0229581_23183419.jpg


アームをセットし、ラックに設置します。
まずはSTANTONのMMカートリッジでちゃんと音が出るかチェック。
728b様のGarrard301_f0229581_23214853.jpg

とても良い感じで音が出ています。
728b様がお持ちのSME3010R、ちゃんと整備されているようで、とても感度が良く、MMとは思えないような情報量の多さです。

この後、カートリッジをDENON DL-103に交換。
いや~これがまた良かった。
DL-103らしい、落ち着いた音調ながらも輝くような高域と目の詰まった肌触りの良い絹織物のような音が部屋いっぱいに広がります。いつまで聴いていても飽きが来ない音ですね。
すっかり気を良くしていろいろと聴かせて頂きました。

なかなかの逸品に仕上がったと思います。

728b様はこのGarrard301が二台目。
もう一台はグリス軸受けのハンマートーンでアームはOrtofon RF-297を使っていらっしゃいます。
こちらの音も勿論素晴らしい!(^o^)

次にお邪魔する際には軸受けのメンテナンスを致しましょう。
少しオイルも漏れておりましたし、スラストプレートをドライカーボン製にすることで、全体の静粛性も向上しますので、やる価値はあると思います。

ひとさまのGarrardであっても、メンテナンス(と云っても今回やったのはアームの取り付けだけですが)後に良い音が出てくるとやっぱり嬉しいものです(^o^)
とても有意義な休日でした。
728b様、ありがとうございます!
by score1204 | 2016-02-11 23:40 | オーディオ

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