総括2010年
今年の目標は「少しヴィンテージ・アンプを齧ってみよう」でした。
キット屋アンプに飽きたってわけじゃないんですよ。少し違う世界を覗いてみたくなったんです。今でもキット屋アンプは私の“正妻”です(笑)
上記したような目標からMcIntosh C-11とMC-240の導入となりました。まあ、こちらは“愛人”になるんですかね?(笑)
今までキット屋さんから購入したアンプは直熱三極管を使ったシングルアンプが多かったのですが、McIntoshアンプの多極管プッシュプルも独特の個性があって非常に好ましいものでした。
また、オートグラフを鳴らすにあたって自分なりの使いこなし術が少し見えるようになったのも今年のトピックと言えるでしょう。シングル、プッシュプルのどちらでも良いのですが、なるべくパワーとドライブ力があるアンプを組み合わせること。2つの要素のどちらかが欠けても良くありません。そういう意味ではオートグラフは組み合わせるアンプが難しいスピーカーだな、との思いを新たにしました。でもツボにはまってくれると、部屋にコンサートホールが出現してくれます。
モノラルの魅力を再発見した1年でもありました。これは昨年(2009年)末にペンション・ウィンズの村瀬さんに特注で作って頂いたAltec 603Bをインストールしたモノラルスピーカーのおかげです。数十年前の古い音源からとても豊かなニュアンスを引き出すことが出来たのは、このスピーカーの最大の功績だと思っています。
良い音源にも沢山出会えました。筆頭はカラヤン/ベルリン・フィルの普門館ライブ。ヴァントのブルックナー8番、アーノンクールのドイツ・レクイエム。LPではバルビローリのヴォーン・ウィリアムズ2番、モントゥーのフランクなど。数え上げたらキリがありません。ソフト面でも実り豊かな1年でした。
デジタル系には今までそれほど投資はしていなかったのですが、年末に購入したMUTEC MC-3の威力にはドギモを抜かれました。今までこれを知らなかったのはホントに損していた気分ですね(笑)
あとはこのブログを始めたことでしょうか?(笑)
拙い文章にも関わらず、日々沢山の方にお越し頂き感謝しております。このブログを通じて何人かの方と親しく交流させて頂いていることは何にも変えがたい喜びです。ほんとうにありがとうございます。
皆様にとって来年が更に良い年になりますように。
来年も拙ブログをどうぞ宜しくお願いします。