T山様宅訪問記
T山様は私と同じオートグラフを使っておられます。ただ、ユニット(K3808)と箱(進工舎製)が違うとのことでどのような鳴りになるのか以前から興味津々でした。K3808はsoundbox師匠宅と同じユニットなので師匠宅と同傾向の音なのかなあ?などと思いを馳せながらお邪魔しました。
まさに夢のお城でした(笑)

キット屋さんのフラッグシップ機のほぼ全てが揃っています。まさにキット屋川崎試聴室!
まずはSV-38Tでベートーヴェンのシンフォニーを聴かせて頂きます。

出力管の845はRCA製です。ドライブ段の300BはもちろんWE製。
純度が高く瑞々しい音です。やっぱり拙宅とは鳴り方が違います。拙宅のオートグラフとSV-38Tの組み合わせだともっと重心が低くくなりますが、T山様のオートグラフには重厚感と軽やかさが同居する、今まで私がSV-38Tに抱いていたイメージとはやや異なる音を引き出していらっしゃいます。これには軽い衝撃受けました。
う~ん、まさに音は人なりです。同じ機器を使いながら、異なる方向性の音を引き出していらっしゃいます。
続いてヴォーカルものを何枚か聴かせて頂きます。ビッグマウスにならず、音像がピシッとセンターに立ちます。また声が非常に生々しい。う~む、この音は拙宅では絶対に出ません。刺激的な音は一切なく、蕩けるような音が直接脳に届いて来ます。唖然とするぐらい素晴らしい音です。
ここでアンプをLM91Aにスイッチ。このLM91A、なんでも大橋さんから自宅試聴の為に借り受けたとのこと。よおし、ここだったら球をオールWEに出来るぞ!とT山様にお願いして、聴かせて頂きました。

はい、聴くなり降参。もう何にも云えません(笑) 以前、大橋さん宅で聴かせて頂いた音に更に艶が乗り、瑞々しくありながらも無限のグラデーションを感じさせる最上の逸品です。一緒にお邪魔したkennoy-miniさんも身動ぎ一つせず、音に聞き入っています。
しかし、LM91Aのポテンシャルはまだまだこんなものではありません。
見よ!最終兵器WE300A!

私も現物にお目にかかるのは初めてです。しかもこの300A、NOSだそうです。まさに世界遺産とはこのことです。この球をLM91Aに挿して聴いてみると・・・この世の音とは思えませんでした。
先述したオールWEの音を更に深くしたような、麻薬のような音です。この音は人を惑わせます。間違い無く。
えらいもんを聴いてしまいました(笑)
また、この300A、SV-501SEに挿しても素晴らしい結果でした。501SEの音に更に艶が乗り、色数も増えたような感じです。なんとも言えない気持ちの良い音です。

まだまだ続きます。
これも素晴らしかった。

WE728B in WINS特製箱!
まさに飴色のWEトーン。この音を聴いていると、何故あれほどまでWEのスピーカーが珍重されているか理解出来ます。上は10kHzまでしか出ていないそうですが、音楽を聴くにあたって全く過不足はありません。ボーカルものは絶品です。トロリと蕩けた音が脳髄に直接届いて来ます。
このスピーカー、ユニットもさることながら箱の出来も素晴らしいのだと思います。良く響きます。部屋全体に音が浸透していきます。聴きながら、この箱にLM755Aを入れてみたらきっと良い結果を生むのではないか?などと妄想していましたが、あながち間違いではないかも。いずれにしろこの箱を製作した村瀬さんに拍手喝采です!
このWE728Bを鳴らしていたアンプがまた個性的。

JB2A3改WE205Dシングルです。整流管をいろいろ差換えて聴かせて頂きました。
朝からお邪魔して夕方近くまでの長時間、いろいろと聴かせて頂きました。
まさに至福のひと時。
美味しい昼食のカツ丼までご馳走になり、夢見心地で楽しい時間を過ごさせて頂きました。
T山様、奥様、kennoy-miniさん長時間お付き合い頂きありがとうございました。
また素晴らしい音に出会えました!

