Goldring 1012GX
キット屋クラブで健筆を奮っておられる6041のS様が2012年6月付の日記でご紹介になられていた英Goldring社のMMカートリッジ1012GXをこの度導入してみました。6041のS様がお書きになられていたような音が当家でも再現出来るか興味津々。
カートリッジと一緒にオヤイデのカーボンシェルと最近お気に入りのOrtofon LW800Sリードワイヤーを組み合わせ、リビングのSL-1200Mk4に装着して早速音を出してみます。
いやあ、この音、一発で気に入りました。
MMとは思えないほど解像度が高いのですが、決して神経質になることは無く、グッと踏ん張ってくれる低域もとても心地良いです。どちらかと云うと重心が軽めでスピード感のある音だと思います。
視聴に使ったのはこれ ↓
クレンペラー/フィルハーモニア管のモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」他です。
現在良くやるような小編成のものではなく、16型のオケを使い、遅いテンポを用いたゆったりたっぷり鳴るモーツァルトです。アイネ・クライネもこのように演奏すると、大交響曲のように聴こえます(笑)
それにしてもこのカートリッジは良いです。ワタクシ的にはオールマイティに何でも使えます。
ちょっと値段の良いカートリッジではありますが、昇圧トランスも必要ありませんし、出力6.3mVとSN比の面からも非常に扱いやすいものだと思います。MCのような解像度と振動系が軽いMM型の利点が融合した、双方の良い所取りしたような音だと思います。
広くオススメしたい逸品です!(笑)