ペンション・ウインズで過ごした楽しい3日間が終わると次の日から仕事てんこ盛り(爆)
また、長年可愛がっていた別部署の後輩の送別会などがあったりして、非常に疲れた1週間となってしまいました。
忙しかった週も終わり、今日(3/27)は嫁はんとパルテノン多摩へ演奏会へ出掛けて参りました。
行ったのはコレ
ロシアのヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァのリサイタルです。
前々からCD等で聴いていたので、パルテノン多摩へ来ると知って大慌てでチケットを取りました。是非一度聴いてみたいヴァイオリニストでした。
アリーナ・イブラギモヴァはロシア系ですが、現在はイギリスへ移住し、こちらを活動の拠点にしているとのこと。モダン楽器とピリオド楽器を使い分け、現代の楽曲から古い楽曲まで幅広いレパートリーを誇っています。
今回の演目は。。。
ビーバー :パッサカリア ト短調(「ロザリオのソナタ」より)
バッハ :無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調
イザイ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
以上4曲。
どれもこれも難しい曲ばかりです。
今回初めてパルテノン多摩の小ホールで聴いたのですが、大ホールと違って音の抜けが良く、非常に良い印象を受けました。
「ヴァイオリン・アローン」とサブタイトルが付けられている通り、また楽曲から予想される通り、この演奏会はヴァオリン一丁だけで行われます。色彩感乏しいし、うちの嫁はん殆ど聴いたことの無い曲やから飽きてしまやろなあ。。。なんて危惧しておりましたが、全くの杞憂に終わりました。
凄まじいまでの集中力。
非常に個性的でありながらも曲の本筋を見誤ることなく、造形感をキッチリと描き出して行きます。ロシアの弦楽器奏者特有の濃くうねりまくるフレージングも、また面白い。速いパッセージは凄まじいまでのテンポで駆け抜けるのですが、弾き飛ばすようなところが一切なく、キッチリと音にしているところは正直舌を巻きました。音楽の本質をガッチリと鷲掴みにし、しっかりとしたテクニックに裏打ちされた表現力が遺憾なく発揮される様は素晴らしいの一言。感動的でした。殆どの曲を知らないうちの嫁はんもとても楽しんでおりました。「ロシアのヴァイオリニストっておもしろ~い!! すご~い!!」だそうです(爆)
で、終演後はサイン会。しっかり戦利品を確保しました(^^;;)
また来日公演があれば聴きに行きたいですね!この演奏会を聴いて夫婦で大ファンになりました(^o^)