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NHK交響楽団第1842回定期演奏会(2016/09/24)

断続的に強い雨の降る中、今回もN響の定期演奏会へ行って参りました。
この日の中央道は雨の影響からか、混雑が激しく、渋谷のNHKホールまで通常40分前後で到着出来るところ、約1時間10分ぐらいかかりました。
何故か永福の料金所から少し行ったところで、流れるようになったのですが、渋滞のメカニズムって一体どうなっているんですかね?
いろいろ言われてはおりますが。。。

さて、この日の演目は。。。

W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲27番
(Pf:ラルス・フォークト)
A.ブルックナー:交響曲第2番(キャラガン版)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:NHK交響楽団

この日は天候のせいもあってかお客さんの入りも今一つ。
空席が目立っておりました。
7割ぐらいの入りでしょうか?
まあ、演目のせいもあるかも知れませんね(^^;;)

まずはモーツァルトのピアノ協奏曲第27番から。
全般的に落ち着いた感じで曲が進行します。
珍奇な表現を用いることなく、スタンダードな筆の運びです。
ソリスト、オケ共に安定感抜群で、ゆったりとモーツァルトの音楽に浸れます。
ラルス・フォークトと云うピアニストは初めて聴いたのですが、今回聴いた限りではモーツァルトよりもベートーヴェンやシューベルトの方が似合っているような気がします。結構、ピアノを響かせるんですね。モーツァルトでもこういうのもアリかとは思いますが、個人的には角の丸い音の方がモーツァルトらしいように思います。

休憩を挟んでブルックナーの交響曲第2番。
一言で云うと、素晴らしい演奏でした。凄演と云っても良いでしょう。
ワタクシ的にはキャラガン版の実演を初めて耳にすると云うだけで期待値はかなり高かったのですが、その期待値にかなり大きなプラスアルファを積み上げて貰えたようで大満足。
比較的早いテンポで一気呵成に描き上げて行く演奏ですが、リズムパートを際立たせたり、ダイナミクスに多少手を入れるなどフレッシュかつ大胆かつ説得力のあるものになっていたように思います。
例によって聴かせどころを心得た演奏ですので、なんの引っかかりも無く、音楽が胸に落ちて来ます。
第二楽章アダージョ冒頭、第四楽章でブルックナー自身のミサ曲から引用された部分など、美しさの極みです。
オーケストラも大健闘。ブルックナーらしい重心の低い弦楽群。素朴な味わいを感じさせる木管群。光り輝く金管群。とどのパートも素晴らしかったように思います。ティンパニも大健闘。ここぞという時の雷鳴のような響きは素晴らしかったですね。
パーヴォ・ヤルヴィのブルックナーは私が理想とする演奏とは正反対のアプローチなんですが、それでも聴く度に納得させられてしまいます。

余談ではありますが、ブルックナーの交響曲の中でも比較的地味めな交響曲第2番を初めて聴いた嫁はんが、音楽と演奏に眼を潤ませるほど感動しており、そちらの方にビックリしました(爆)
まあ、でも、ブルックナーの音楽と本日の演奏に、素人を感動させる何か凄いものがあった、と云うことですね。
ホントに素晴らしい演奏でした(^o^)


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Commented by GRFmemory at 2016-10-10 08:29
おはようございます。
パーヴォ・ヤルヴィとN響、なかなかいい感じになってきてますね。確かに「パーヴォ・ヤルヴィのブルックナーは私が理想とする演奏とは正反対のアプローチなんですが、それでも聴く度に納得させられてしまいます。」のコメントは同感です。
私が好むチェリビダッケ、ヴァントらのブルックナーとはアプローチが違い、まあ現代的と云って片付けられる話ではないですけど、時代の流れなんでしょうか?
しかし、パーヴォのブルックナーもCDでも人気だし、この指揮者はやはり注目株ですから、これからも大いに期待してます。それとN響との「展覧会の絵」もFM放送で聞きましたが、良かったです。
Commented by score1204 at 2016-10-11 23:26
GRFmemoryさま、こんばんは。
パーヴォ・ヤルヴィのブルックナーは、ある意味、現代的なアプローチの演奏と云って良いかも知れませんね。ブルックナーの曲はバロック的な要素も大いにありますので、現代的なバッハやモーツァルト、ベートーヴェン演奏と同じ手法でアプローチすることも、あながち間違いでは無いと思います。
ただそれ以上に聴いて感じるのは、パーヴォの並外れた音楽性です。出て来る音は全く違いますが、バーンスタインのような音楽を奏でる喜びに満ちた演奏のように思います。
これからも、目が離せない演奏家ですね!(^o^)
by score1204 | 2016-09-25 12:01 | 演奏会感想 | Trackback | Comments(2)

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